リレー・フォー・ライフ・ジャパン 2018 滋賀医科大学

10月13、14の両日、滋賀医科大学キャンパスで、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン 2018 滋賀医科大学」が開催されました.一昨年、全国初の「キャンパスリレー」として「リレー・フォー•ライフ・ジャパン 2016 滋賀医科大学」が開催され、今年が第3回目となります。医育機関であり、県内唯一の医学部をもつ本学で「リレー・フォー・ライフ」を開催できることは、本学にとっても大変大きい意義があります。

「リレー・フォー・ライフ」は、がんで亡くなった方々への追悼の思いを共有するとともに、がん患者の皆さんとご家族を支援し、がん征圧に向けてみんなが協力するためのイベントであり、わが国では48カ所、全世界では約6000カ所で開催されています.今回もリレーウォーク、セミナー、講演会、そして夜にはルミナリエが行われ、沢山の皆さんが参加されました.また、多くの団体やグループのブースも出展されました.

日本対がん協会の皆様、滋賀県をはじめとする関係者、協賛企業及び団体、市民の皆様の支援と協力によって、この活動が定着してきたことをうれしく思います。本学の学生が実行委員長となり、県内各大学の学生諸君も多数参加してくれました.滋賀医大と附属病院の教職員、県内医療機関、関連団体・企業の関係者、多くの市民の皆さんが積極的にご参加いただき、盛会裡に開催されましたことをご報告いたします.

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本庶 佑 先生のノーベル生理学・医学賞ご受賞おめでとうございます

本庶 佑 先生が、2018年のノーベル生理学・医学賞受賞者に選ばれました。本庶先生には滋賀医科大学の学外有識者会議委員をお務めいただいていますので、本学にとっても大変うれしいニュースであり、心よりお祝い申し上げます。

本庶先生は大変ご高名な免疫学者であり、これまでに抗体の多様性など数々の卓越した業績を挙げてこられました。1992年に本庶先生のグループが発見されたPD-1分子の機能解析から、PD-1を阻害する抗PD-1抗体ががんを抑制することを発見し、免疫チェックポイント阻害剤「オプチーボ(ニボルマブ)」を開発されました。この画期的ながん治療薬によってがん免疫療法の分野が急速に発展し、多くの難治性がん患者の命が救われています。

本庶先生は、たぐいまれな着想と強い意志、飽くなき探究心をもった研究者で、他の研究者の鑑であります。今回のご受賞は本庶先生ご自身の画期的な業績が評価されたものではありますが、基礎科学研究に従事する世界中の研究者、そして将来科学者を目指す若者にとって大きな励みとなるものです。

本庶先生ががんの研究者ではない(なかった)ということは、大きな示唆を与えています。先生と共同研究者は、免疫細胞の細胞死(Programmed cell Death)のメカニズムを調べようとしていた研究の中で、PD-1ノックアウトマウスに自己免疫疾患様の病変が起こることを見逃さず、その解析から抗PD-1抗体の重要な機能を明らかにされました。「セレンディピティ」(偶然に幸運に巡り会うこと)の典型例のような話ですが、先生と共同研究者の慧眼がなければこの重要な発見はなかったわけで、「幸運は用意された心のみに宿る」(パスツール)の言葉が思い起こされます。

本庶先生は、記者会見やインタビューで様々なことをおっしゃっていますが、「研究で重要なのは好奇心、そして自分の目で確かめるまでは信じないこと」、「何ができるかではなく、自分が何を明らかにしたいかを考えて研究しなければならない」、「研究では常に世界で戦う」などは、研究者が心すべき重い言葉ばかりです。

門出を祝い、新しい仲間を迎える

10月1日、滋賀医科大学では平成30年度第1回学位授与式を行い、13名の方に博士学位を、1名の方に修士学位を授与しました.博士となられた方のうち4名は外国籍の方です.学位を取得された皆さんが、それぞれ意欲的なテーマに取り組み、立派な論文を完成させて今日を迎えられたことをお祝いし、はなむけの言葉を贈りました.これらの皆さんが、今後研究者として、あるいは臨床や行政の場などで指導的な役割を果たして活躍されることを期待しています。

一方、医学部医学科に学士編入学された17名と大学院医学研究科へ入学された7名(博士課程4名、修士課程3名)の皆さんを迎え、入学宣誓式を実施しました.学士編入学された皆さんは、これまで様々な分野で学んだことを活かして医学の勉強に取り組み、立派な医療人となっていただくことを期待します.また、大学院医学研究科へ入学された7名の皆さんには、ぜひとも意欲的な研究テーマに打ち込み、立派な成果を挙げるとともに、研究することの楽しさを体得していただきたいと思います。そして、リサーチマインドと正しい研究倫理を身につけていただきたいと願っています.

またこの日、滋賀医科大学地域医療実践力育成事業「訪問看護師コース」の平成29年度修了証書授与式と同30年度開講式を開催しました.これは、本学の看護学科3年生を対象に、新卒の訪問看護師を育成しようとするプログラムで、27年の開講以来計17名の学生さんがこのコースを修了しました.うち1名が、既に訪問看護ステーションで活躍しています.このプログラムは本学看護学科と附属病院看護部の協力によって実施しているもので、これまでの実績をふまえ、平成31年度からは「訪問看護師コース」を看護学科の正規授業科目に位置づけることになっています.このコースを受講した皆さんが将来、地域包括ケアのリーダーとなって地域住民の健康を支えるという重要な役割を担っていただくことを期待しています.

H30第1回学位授与式学位授与式

H30学士編入学学士編入学入学式

H30在宅開講秋期大学院入学式

H30在宅看護驟修了在宅看護コース修了生および開講生

 

(本ブログはシステム不具合などの影響でしばらく中断していましたが、また再開いたします)