「研究不正」について黒木登志夫先生にご講演いただきました

滋賀医科大学では「研究倫理教育研修会」を開催し、日本学術振興会学術システム研究センター相談役の黒木登志夫先生(東大名誉教授、岐阜大元学長)に「研究者の立場から研究不正を考える」というテーマでご講演いただきました。黒木先生は、ご高名な癌の研究者で、東大医科研で教授を務められた後、岐阜大学学長としてご活躍になりました。昨年、「研究不正:科学者の捏造、改竄、盗用」(中公新書)を上梓され、研究不正の歴史、原因、予防策、研究者の心得などを、研究者の立場から客観的かつ厳密に論じておられます。滋賀医大でのご講演をお願いしたところ、快くお引き受けいただき、今回の研修会が実現しました。

ご講演の中で、黒木先生は、研究不正についての豊富な資料とご自身の新しい分析に基づいて、わかりやすくお話しくださり、参加した多くの教職員に感銘を与えられました。どのような人間が研究不正を働くか、どのような状況で不正が起こりやすいか、近年研究不正が増えているのはなぜか、などの点について、多くのことを教えていただきました。滋賀医大にとって、黒木先生のご講演は大変意義が大きく、各研究者が自覚を新たにしたことを確信しています。

御来学いただきました黒木登志夫先生に改めて御礼申し上げます。

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滋賀医科大学関連病院長会議

滋賀医科大学では関連病院長会議を毎年開催していますが、今年は第24回を迎え、県内外の関連病院から100名近くの病院長はじめ関係者の皆様にご参加いただき、盛会裏に終えることができました。

会議では、「地域包括ケア時代における大学病院の役割」というテーマのセッションで、近畿厚生局の地域包括ケア推進課長小谷剛様と上席地域包括ケア推進官河本慶子様にご講演いただき、地域医療構想、医師の地域医療研修を含めた政策や国と地方の現状をわかり易くお話しいただきました。大学からは、地域医療への取り組みや医師・看護師教育の最近の学内の動きをスタッフがご紹介しました。

会議とそれに引き続く意見交換会で活発な討論と交流が行われ、関連病院と本学関係者の意見交換、相互理解の貴重な機会になりました。関連病院、地域医療機関との密接な協力と連携が、大学にとって益々重要になっています。会議にご出席いただいたご来賓、関連病院の皆様に厚く御礼申し上げます。

関連病院長会議1関連病院長会議2関連病院長会議3

 

滋賀医科大学解剖体納骨慰霊法要

好天に恵まれた5月27日、今年度の滋賀医科大学解剖体納骨慰霊法要を比叡山延暦寺において執り行いました.解剖学教育のために平成27年度にご遺体を滋賀医大へ御献体いただきました57柱の故人を慰霊するもので、ご遺族、「しゃくなげ会」会員の皆様、学生、教職員が参列し、延暦寺阿弥陀堂で長臈徳江宏正大僧正のもと、厳かに法要が営まれました。また、当日の午後には、横川霊山の納骨墓地において、ご遺骨を丁重に納骨させていただきました。

解剖学は医学の中で最初に学習する基本的な学問で、そのために御献体いただいたご遺体を詳細に調べることが欠かせません。また、解剖学実習を通じて、学生は医療者となるための自覚を新たにいたします。滋賀医大では、篤志献体団体「しゃくなげ会」会員の皆様の全面的なご協力によって、充実した解剖学教育を行っています.御献体いただく際の受け入れ式、実習後の納棺、火葬、そして納骨慰霊法要に至るまで、学生と教職員が参列して丁重に行っており、これは全国医学部の模範になっています。

滋賀医大では開学以来、延暦寺のご厚意により、盛大で厳粛な慰霊法要を行っており、今年 第40回を迎えることができました。解剖学教育・研究を支えていただいております「しゃくなげ会」会員をはじめ、関係の皆様に心より感謝申し上げます。

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