地域医療教育研究拠点の市民公開講座

滋賀医科大学地域医療教育研究拠点の市民公開講座「第4回医療セミナー」をピアザ淡海で開催しました.本学の地域医療教育研究拠点であるJCHO滋賀病院と東近江総合医療センターが主催して、毎年開催しているものです。

今年は、JCHO滋賀病院の中島亮先生が「五十肩に隠れる肩腱板断裂の実際」、東近江総合医療センターの杉本俊郎先生が「腎臓の進化から見た賢い塩分の摂り方」、滋賀医大呼吸器内科の中野恭幸教授が「その息切れは年齢のせいですか」という演題で講演されました。いずれも、高齢者にとって重要なテーマであり、聴衆の皆さんが熱心に聞き入っていました。講演者の先生方は、大変わかり易く、ユーモアたっぷりのお話をされ、参加者から多くの質問が出て盛り上がりました.

滋賀医大の両拠点は滋賀県の地域医療の中核となっており、今後も地域住民の医療と疾病予防に貢献していきたいと考えています.

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卒業生の皆さんを送る

滋賀医科大学では、平成30年度卒業式を挙行し、医学科卒業生117名、看護学科卒業生65名の皆さんを祝福しました.平成最後の滋賀医科大学卒業生となる皆さんですが、本学で学んだことを基礎に、医師、看護師、助産師、保健師として、それぞれの立場で活躍されることを期待しています.

医療や看護の現場にAIやロボットが導入され、画期的な治療法が開発されるなど、医学•看護学の進歩は目覚ましいものがあります.その一方で、今後は超高齢化社会が到来し、医師や看護師の役割も変化し多様化すると考えられます.卒業生の皆さんには、たゆまず自己研鑽を続け、新しい時代の医療•看護のリーダーとなって力を発揮していただきたいと思います.

また、平成30年度第2回学位授与式を行い.大学院博士課程を修了した21名、博士論文の審査に合格した5名、修士課程を修了した4名の皆さんに学位を授与しました.この中には6名の留学生の方がおられます。大学院で身につけた研究者としての技能と思考法、研究倫理を忘れることなく、研究者あるいは臨床家としての生活を有意義に送られるよう願っています.

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滋賀医科大学『地域「里親」学生支援事業』記念シンポジウム

滋賀医科大学では、全国的にもユニークな『地域「里親」学生支援事業」を実施しています。これは、将来滋賀県で医師、看護師などとして活動することに興味を持つ学生の皆さんを対象に、本学卒業生が「里親」、地域住民の皆さんが「プチ里親」となって支援していただいているプログラムです。「里親」、「プチ里親」との交流を通じて、滋賀県内の医療現場を見ることは勿論、滋賀県の歴史・文化を知ってもらい、滋賀を好きになって卒業後も滋賀で働きたいと思うようになってくれる学生が増えるようにとの願いをもって進めている取り組みです。

「地域「里親」事業」は、2007年に文部科学省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(GP)に本学の『地域「里親」による医学生支援プログラム』(里親GP) が採択されたのを機にスタートしました。 文科省からの補助金は3年半という期限付きでしたが、2011年からは大学の独自の事業として継続実施しています。その中で、多くの皆様のご支援を得て「NPO法人滋賀医療人育成協力機構」が2011年7月に設立され、全面的にこの里親事業を支えていただいています。また、事業実施と関連イベント開催に当たっては、本学の多くの教職員が献身的に協力してくれています。その結果、「里親事業」を経験した卒業生の6割以上が滋賀県下で医療に従事しており、本事業が着実に成果を挙げていることから、国や他府県からも注目されています。

事業開始10周年、機構設立7周年を記念して本シンポジウムを開催しましたが、多くの皆様にご参加いただきました。これまで精力的にお世話いただいてきた垰田和史先生がこれまでの事業報告をしたあと、滋賀県の角野文彦理事、滋賀県医師会の木築野百合先生、滋賀県病院協会の楠井隆先生、滋賀県看護協会の廣原惠子会長が、それぞれのお立場から滋賀県の医療の課題と「里親事業」への期待をお話しいただき、大変盛り上がりました。

今回の記念シンポジウムが、里親事業の新たな発展の契機となり、滋賀県の医療の充実・向上に資することを願っています。

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