STAP細胞検証実験

小保方氏が進めていた検証実験で、先に発表されたいわゆるSTAP細胞の存在は確認されなかったと、理研が発表した。なぜあのような論文が書かれたのか、データ改ざんなどがあったかどうかについては、調査委員会に委ねられるが、世界の科学界と一般市民を巻き込んだ今回の「STAP騒動」は、科学者にも、メディアにも、科学研究を推進する立場の国などにも、多くの教訓をもたらした。いろんな観点からの論評がなされているが、それらを読むと、科学界と一般社会の間の溝はまだまだ深いと感ぜざるを得ない。市民の科学リテラシーを高めるためにも、初等•中等教育において科学に関する正しい教育が不可欠であろう。

小保方氏らの元の実験で、データの流用や切り貼りがあったことが確認されている。どの程度の故意がそこにあったかはわからないが、不注意や、科学者に必要な基本的規範意識の欠如も指摘されている。その原因として、最近、大学院などにおいて、研究者としての基礎的素養の教育が十分になされていないことがあると言われる。何のために研究するのか、研究者の喜びとは何か、どのように自らを律するか、などについて、研究指導者が若者に教え、自らの姿勢を見せることが重要であろう。ここでも指導者の責任は重い。

 

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