『がん六回 人生全快』

1月9日の医学概論は、関原健夫氏(日本対がん協会常務理事)にお願いしました.ご講義のタイトルは「未来の医師に望むこと」でした。関原さんは、銀行マンとしてニューヨーク在勤中の39歳の時に大腸がんを発病し、その後大腸がん再発、2度の肝転移、3度の肺転移を生き延びられ、さらに何度かの狭心症、急性心筋梗塞などの重病を経験されました.そうした稀有なご経験を『がん六回 人生全快』(朝日新聞社、講談社文庫)の本に著されました。その後、中央社会保険医療協議会、がん対策推進協議会、高度医療協議会など政府の委員を務められ、学会での講演やテレビなどへのご出演もたくさんあります.現在は、日本対がん協会常務理事として、がん患者の支援やがん予防の啓発活動に尽力されています.

ご講義では、度々のがんの治療過程で感じたこと、日本の医療や医師•看護師などに対する冷静で科学的な評価、そして医師や医学生へ望むこと、をお話しくださいました.がんの告知や再発に際して恐怖、不安、孤独感、絶望感などに襲われながらも、病気に真正面から立ち向かう、可能な限り情報を集め医師と医療を信じて積極的に治療を受ける、健康な時と同じように仕事を続ける、そして希望を捨てない、などの、関原さんの常に前向きな姿勢は、がんという病気への向き合い方として多くのことを示唆していると感じられました.

医学生に対しては、明確な目的意識と旺盛な好奇心を持って常に研鑽すること、患者の声に耳を傾け信頼される医師になること、グローバルに通用する実力を身につけること、人間力を磨き、よい人間関係を築くこと、などの期待を述べられました.すばらしいお話をいただき、出席した学生と教職員は深い感銘を受けました.

関原健夫氏 のコピー 2関原健夫本2 のコピー

 

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